Y Combinator出身の宇宙スタートアップを紹介

今回の番外編は、名門アクセラレーターY Combinatorに採択された全21社の宇宙スタートアップについて紹介します。事業アイディアの検討や、宇宙業界全体のトレンドの把握などにご活用ください。
Orbits編集部 2023.08.17
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こんにちは。

今回のOrbits番外編では、AirbnbやDropbox、Stripeなどを輩出した名門アクセラレーターY Combinator(以下YC)に採択された宇宙スタートアップについてまとめてみました。

Y Combinatorは世界中のVCの中でも積極的に宇宙スタートアップへ投資しており、2000年〜2021年4月にかけて計13社の宇宙スタートアップへ投資を実行しています。既に投資先から1社IPO、ユニコーンレベルの企業も数社ここから誕生しています。

そこで今回は宇宙領域に積極的に投資を行っているY Combinatorの投資先を調べれば、何かしら業界のトレンドや事業領域について勉強できるのではないかと思い、採択された宇宙スタートアップについてリサーチしてみました。

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続きは、6991文字あります。
  • はじめに
  • 1. Momentus(S18):小型衛星用推進システム
  • 2. Relativity Space(W16):3Dプリンターロケット
  • 3. Astranis(W16):衛星ブロードバンドサービス
  • 4. Epsilon3(S21):宇宙機の運用ソフトウェア
  • 5. Stoke Space(W21):100%再利用ロケット
  • 6. Velontra(S22):極超音速スペースプレーン
  • 7. Array Labs(S22):3D画像を撮影できる小型衛星
  • 8. Hubble Network(W22):Bluetoothに接続可能な通信衛星
  • 9. Wyvern(W22):高解像度ハイパースペクトルセンサ搭載の地球観測衛星
  • 10. HEO Robotics(S21):宇宙物体の監視サービス
  • 11. Turion Space(S21):宇宙ゴミ除去技術を搭載した宇宙船
  • 12. TransAstra Corporation(S21):宇宙領域認識システム
  • 13. Inversion Space(S21):宇宙からの物資運搬用の再突入カプセル
  • 14. Albedo(W21):10cm級画像が撮影可能な超低高度衛星
  • 15. Alba Orbital(W21):1kg未満級の地球観測衛星
  • 16. Tesseract(S17):低毒性の宇宙船用推進システム
  • 17. UTVATE(W20):次世代の衛星インターネットサービス
  • 18. EPIC AEROSPACE(S19):衛星のラストワンマイル輸送
  • 19. Prime Lightworks(S16):人工衛星用電気推進システム
  • 20. Bagaveev Corporation(W15):3Dプリント製ロケットエンジン
  • 21. SpaceRyde(W19):ロックーン方式の軌道投入サービス
  • まとめ
  • 参考文献

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