[2023.11.24] Starship、2度目の打ち上げを実施
・今週の宇宙ビジネスニュース
・資金調達/M&Aニュース
・イベント情報
・編集後記
こんにちは。
諸事情により2週間配信ができませんでしたが、久しぶりの宇宙ビジネスニュースレターの配信となります。
先日は九州宇宙ビジネスキャラバン2023に参加しました。宇宙ビジネスを推進する九州地域の自治体さんや宇宙スタートアップ、投資家、そして宇宙産業を支える地場企業の方々など、様々な観点でお話をお聞きすることができました。九州から宇宙ビジネスを盛り上げるムーブメントも起きつつあり、大変楽しみです。
まだニュースレターに登録していない方は、こちらからご登録ください。毎週金曜日に1週間で起こった宇宙業界のニュースについて配信しております。
📰今週の宇宙ビジネスニュース
-
宇宙旅行やリモートセンシングなど幅広い用途で使われる成層圏気球を開発するWorld Viewは、SPACを通しての上場計画を中止することを発表しました。2023年の売上高は1,700万ドルにものぼり、SPAC上場すれば評価額は3億5,000万ドルに到達する予定でした。
-
有人宇宙船ドリームチェイサーを開発するSierra Spaceが、プロジェクト再編により組み立てに従事していた165人の従業員を解雇したことを発表しました。宇宙船の開発は進んでおり、現在環境試験に向けた出荷準備が完了し、早ければ2024年春には最初のミッションが行われる予定です。また日本との関わりもあり、大分空港をアジアの打ち上げ拠点とする計画もあり、現在環境面の検証や経済波及効果などの検討も進められています。
-
月面探査車を開発するAstrolabが、同社初の月面探査ミッションで1億6,000万ドル以上の契約を締結したことを発表しました。早ければ2026年半ばにSpaceXで打ち上げられる予定で、顧客にはレゴリスから水採取の実証を行うArgo Space Corporationやレゴリスからレンガ製造を目指すAstroport Space Technologiesなど8つの企業を契約しました。
-
衛星インターネットサービスを提供するOneWebが、インド向けにインターネットサービスを提供する承認を政府から得ることに成功しました。OneWebは1月末までに同社が打ち上げた通信衛星により全世界をカバーできるようになる予定です。
💰資金調達・M&Aニュース
-
気候変動対策の宇宙工学技術を開発するCreation-Spaceが、シードラウンドで100万ドルの資金調達を実施しました。
-
固体ロケットモーターを開発するX-Bow Systemsが、Lockheed Martin Venturesをリード投資家としてCrosslink CapitalやRazor's Edge Ventures、Balerion Spacen Ventures、Bravo Victor Venture Capital、Capital Factoryから資金調達を実施しました。同社は打ち上げ事業者向けに固体ロケットモーターの販売や、小型ロケットの設計サービスを提供しています。
🚀イベント情報
-
2024年1月5日(金):第24回 宇宙科学シンポジウム(詳細)
-
2024年1月16日(火)-17日(水):第38回宇宙環境利用シンポジウム(詳細)
✏️編集後記
久々のニュースレター更新になりますが、なんと言っても今週の一番のニュースはStarshipの打ち上げです。3回目の打ち上げ試験も実施されると思うので、実際Starshipがサービス化するまで大変待ち遠しいですね。
ニュースレターの感想やご要望、Twitterでの紹介など大歓迎です。ニュースレターを書き続ける励みになりますので、皆様からのコメントお待ちしております。お問い合わせフォームはこちら。
Orbitsでは宇宙業界に関心のあるビジネスパーソン向けに、宇宙ビジネスのニュースを毎週金曜日に配信しています。まだニュースレターを登録されていない方は、ぜひ以下のボタンからご登録ください!
すでに登録済みの方は こちら