🛰小型衛星の時代が到来(2023/7/21)
・今週のニュース
・今週の資金調達ニュース
・イベント情報
おはようございます。
今週はSynsprctiveの打ち上げ契約締結の発表など、日本国内でも多くのニュースが観測されました。
9月にかけて宇宙ビジネスに関して様々なイベントが開催される予定ですので、ご興味のある方は是非参加してみては?
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📰今週のニュース
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小型SAR衛星の開発を行うQPS研究所が、同社が打ち上げる衛星の運用業務についてスカパーJSATと協業を始めることを発表しました。多くの衛星運用実績があるスカパーJSATへ委託することで、より効率的かつ信頼性の高い衛星運用を実現することを目指します。
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英国の宇宙領域特化のベンチャーキャピタルSeraphim Spaceが、宇宙産業全体についての投資活動等にまとめたレポートを発表しました。レポートによると、2023年2Qに合計12億ドルが宇宙関連企業に投資され、宇宙関連のM&Aは28件行われました。
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小型SAR衛星の開発を行うSysnpective株式会社が、米国ロケットベンチャーRocket Labと2機の小型SAR衛星について打ち上げ契約を締結したことを発表しました。Rocket LabがこれまでSysnpectiveの衛星を既に3機打ち上げており、衛星コンステレーション構築に向けて重要なパートナーとなっています。
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航空宇宙用センサーを開発するLightRidge Solutionsが、航空宇宙・防衛産業用電子機器を開発するTrident Systemsの買収を行いました。LightRidge Solutionsによる買収はGeostとOphirに続き3回目になります。またTrident Systemsは、宇宙業界大手Northrop Grummanが開発する軍事衛星へも電子機器を提供しています。
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インド宇宙機関ISROが開発した月探査機「チャンドラヤーン3号」が、日本時間7月14日にLVM3ロケットで月に向けて打ち上げられました。今回の宇宙船は推進モジュールと着陸モジュール、小型探査機で構成されており、月の南極付近に着陸することを目指しています。
💰今週の資金調達ニュース
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世界初の商用電波観測衛星を開発するHawkEye360が、シリーズD-1ラウンドでBlackrockが運用するファンドがリード投資家となり、Manhattan Venture PartnersやInsight Partnersなどから5,800万ドルの資金調達を実施しました。
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スペインの航空宇宙製品を開発する中小企業AVSが、Talde Private Equityから資金調達を実施しました。同社はESAやNASAなどの宇宙機関とも提携を結んでおり、NASAの火星ミッション用の機器を開発しています。
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アジア初の商業用宇宙港を運営するSPACE COTAN株式会社が、伊藤組土建株式会社より企業版ふるさと納税で1,000万円の寄付をいただきました。今回の調達資金は、国内外の民間企業等を対象としたロケット発射場やスペースプレーンの発射場・実験場の整備など同社が運営する北海道スペースポートの整備に使われます。
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小型SAR衛星の開発を行うSysnpective株式会社が、中小機構の債務保証制度を利用したシンジケートローンにより総額50億円の融資契約を締結しました。これまで3機の衛星を打ち上げており、今後2020年代後半までに30機の衛星コンステレーションを構築、リアルタイムで世界の変化を終える統合システムを作ることを目指しています。
🚀イベント情報
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2023年7月26日(水)開催:IDDKセミナー「やっと到来!手が届く宇宙バイオ実験時代!!」(詳細)
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2023年8月18日(金)開催:SpaceTech Meetup!〜日本から世界へチャレンジする宇宙スタートアップとのカジュアル交流会〜(詳細)
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2023年9月13日(水)開催:宇宙ビジネスカンファレンスSpaceLINK (詳細)
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